10対9で議員のボーナスの追加支給決定

12月議会が20日に閉会となりました。
田口市長体制になってから、執行部提出議案で賛否が分かれることは珍しいのですが、今回は、賛否が拮抗する結果となる議案がありました。

それは、鹿嶋市特別職と呼ばれる、市長、副市長、教育長、市議らのボーナスを追加で支給するという議案です。

一般の公務員の給料水準やボーナスについては、人事院という国の機関が統計を取り、「人事院勧告」というかたちで、全国の自治体に基準が言い渡されます。

特別職の報酬については、各自治体ごとに、議会が決めることになっているのですが、ボーナスの支給ヶ月数については、人事院勧告に付随して、上げ下げされることになっております。

私たちは、仲間内の議員9人で昼食をとって、簡単な会議をするのですが、今回の提出議案一覧を見て

「これだけ、市民に負担をかけているのに、追加ボーナスを受け取るわけにはいかないだろう」

「デマンドタクシーも値上げ、給食費も値上げかもしれない、地域福祉推進委員も雇止めするかもしれないなど言っているのに、議員が追加でさらにボーナスもらうわけにはいかないだろ」

「市民の方々に、日ごろ『鹿嶋市はお金がないから、もう少し我慢してください。財政が良くなれば、元に戻るよう努力しますので』などと説明しているのに」

など、そりゃそうだよね。この議案は否決しよう。否決で使わなくなった特別職の追加のボーナス支給分は、鹿嶋市の本当に困っている人に使ってもらおう、とすぐに9人意見が一致しました。

私のブログを見ている人や、タイトルからもすぐにわかる通り、この市議会議員を含む特別職が受け取る追加のボーナスについては・・・

もらうべきだ!と賛成した議員が10人
受け取るべきでない!と反対した議員が9人で
いつものごとく、私たち議員以外の賛成多数によって可決されました。

私は、最終日の「討論」という議案採決前の演説の時間で、
「そもそも、鹿嶋市が財政が悪くなったのは、これまでのお金の使い方が悪かったからだ。その使い方(当初予算)を議決したのは、議会で、議会にこそ責任がある。財政を悪くした議会が、市民に我慢を強いているのに、なんで私たちが、追加でボーナスを受け取ることができるのか」という主旨の討論を行いました。

ちなみに、上記当初予算とは、前の市長時代の予算のことで、私たちは、今のような財政状況になることが分かっていたので、毎年反対していました。

結果的には、可決となったので、反対した議員にもボーナスが支給されます。
私たちは、議員の矜持として、そのまま受け取るわけにはいきません。
かといって、市内の慈善団体などに寄付をすると、公職選挙法で処罰されてしまいます。

そうすると、市外の被災地等への寄付が考えられますので、決まりましたら、使い道をお知らせいたします。被災地に寄付というと、いいことしているように聞こえるかもしれませんが、鹿嶋市民から頂いた税金を、鹿嶋市民のために使えず、被災地のためとはいえ、市外に寄付するというのは、残念な思いです。
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(写真提供 加勢議員)

ちなみに・・・
鹿嶋市よりも、はるかに財政力の豊かな神栖市の議会では、私たちと同じように考える議員が多く、特別職の追加ボーナス支給については、「否決」されたとのことです。

今回の議案に反対した議員
・有志の会 田口、河津、佐藤、斎藤、加勢
・幹会   宇田、菅谷、舛井
・共産   立原
の9人です。

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