都市経済委員会において、「鹿嶋市都市公園条例の一部を改正する条例」が審査されました。
今回の改正は、ト伝の郷運動公園駐車場を有料公園施設に位置付け、イベント開催時などに駐車料金を徴収できるようにするものです。
市の説明によると、現在、ト伝の郷運動公園駐車場では、カシマスタジアム周辺でのイベント開催時などに、長時間駐車や無断駐車が常態化しており、本来の公園利用者が駐車できない状況が発生しているとのことです。
また、周辺道路の渋滞や違法駐車についても、近隣住民や警察から改善要望が寄せられていることから、有料化によって適正な利用を促したいとの説明がありました。
条例案では、駐車料金を「1回につき500円以上3,500円以内」とし、具体的な金額は指定管理者が市長の承認を得て決定する仕組みとなっています。
私は、この条例改正の趣旨について一定の理解は示しつつも、実際に問題解決につながるのかという観点から質疑を行いました。
まず、公園利用者の立場から考えると、駐車場を有料化することで、日常的に公園を利用している市民が利用しづらくなる可能性があります。
本来、公園利用者の利便性を確保するための施策であり、改正理由として、市民の利便性を挙げているのであれば、有料化は問題解決には至らないと指摘しました。
また、市が問題としている違法駐車についても、有料化だけで根本的な解決になるとは考えにくい面があります。駐車料金を避けようとする人が、周辺道路や民有地など別の場所へ駐車するようになれば、問題の場所が移るだけで、違法駐車そのものが解消されるとは限りません。
さらに私は、より実効性のある方法として、試合やイベント開始の数時間前までは無料で利用できるようにし、試合開始後に有料化する仕組みを提案しました。
例えば、公園利用者や散歩、スポーツ利用者などは、試合開始前の時間帯に利用して帰ることが多く、料金負担を避けることができます。一方で、スタジアム観戦やイベント参加を目的とした長時間駐車については、帰る際に料金を徴収することで対応できます。
この方法であれば、本来の公園利用者の利便性を確保しながら、長時間駐車やイベント利用による占有を抑制することが可能ではないかと考えています。
今回の条例改正は、単に「有料化するかどうか」ではなく、「どのような運用を行えば市民の利便性を損なわずに課題を解決できるのか」が重要です。
今後、具体的な料金設定や運用方法が決められていくことになりますが、市民の皆様が利用しやすい公園環境を維持しながら、課題解決につながる制度となるよう、引き続き注視してまいります。

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