9月議会、何が話し合われる? 市民生活に関わる議案をピックアップ

令和8年第3回鹿嶋市議会定例会が始まりました。今回は、市長提案説明の内容から、市民の皆さまの生活に直接関わりそうな議案・取り組みをピックアップしてご紹介します。

令和7年度決算 実質収支は黒字に

まず注目したいのが、令和7年度の決算認定です。

一般会計は、歳入約273億9,810万円(前年度比3.9%増)、歳出約267億6,315万円(前年度比4.4%増)となり、実質収支は5億9,069万6千円の黒字となりました。この黒字の半分以上は財政調整基金に積み立てられます。

財政の健全度を示す「将来負担比率」は29.5%で前年度より8.4%改善し、財政調整基金の残高は約34億7千万円と、前年度から約15億1千万円の大幅増となりました。

歳入面では、定額減税の終了や所得増による個人住民税、企業収益増による法人市民税、ふるさと納税に係る寄附金などが増加。歳出面では、道路の排水路整備事業などが増えた一方、住民税均等割のみ課税世帯等への給付金事業が終了したことなどにより民生費は減少しています。

補正予算 約2億2,500万円を追加

令和8年度一般会計補正予算は、既定予算に2億2,496万3千円を追加し、総額262億1,493万1千円となります。

歳出の主な内容は次のとおりです。

  • 自立支援給付費事業の増
  • 道路維持補修費の増
  • 体育施設管理費の増

歳入は、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金などの国庫支出金や、前年度繰越金などが充てられます。

なお、水道料金の滞納をめぐる窓口トラブルで警察通報・逮捕に至った事案を受け、法改正により10月から事業主の義務となる「カスタマーハラスメント対策」を踏まえた市独自の対応指針も、あわせて説明されています。正当な意見・要望には引き続き丁寧に対応しつつ、行き過ぎた要求には組織として毅然と対応していく方針です。

生成AI「Claude Code」の活用検証

限られた人員・財源で行政サービスの質を維持・向上させるため、生成AI「Claude Code」を使い、定型事務やデータ整理、資料作成の効率化・内製化がどこまで可能かを検証しています。DX・行革推進室を中心に関係部署が連携して進めており、10月をめどに検証結果を総括し、本格導入の判断材料とする予定です。

そのほか、審議される議案

今定例会に提出された議案は合わせて19件です。

  • 予算関係議案:6件(一般会計・特別会計などの補正予算)
  • 条例関係議案:2件(地方自治法改正に伴う関係条例の整理など)
  • 人事関係議案:2件(鹿嶋市教育委員会委員の任命についての同意)
  • その他議案:1件(鹿島地方事務組合規約の変更)
  • 報告議案:1件(還付金関係経費1億3,245万円の専決処分)
  • 諮問議案:3件(人権擁護委員候補者の推薦)
  • 認定議案:4件(令和7年度決算認定)

暮らしに身近な取り組みも

議案とは別に、市民生活に関わる取り組みとして、以下も報告されています。

  • 認知症VR体験会:9月の「認知症月間」に合わせ実施。市役所ロビーでは9月30日まで、市内グループホーム利用者の作品展示も。
  • 後納型ふるさと納税「あとふる」:市内での宿泊・飲食・体験のレシートを使って、後日ふるさと納税ができる新サービス。鹿島アントラーズの観戦チケットも返礼品として1枚から選べるようになりました。
  • 海と森の体験ツアー:森林環境譲与税を活用し、子どもたちが漁業や林業を体験する取り組み。第2弾「森の体験ツアー」は11月3日実施予定。

一般質問や各常任委員会での審議もこれから本格化します。
一般質問や各常任委員会の様子は、市民の皆様も傍聴可能です。
お時間ある方は、一度、市役所まで、足を運んでみませんか?

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