デマンドタクシーは相乗りせずに、目的地に直接1人を運ぶ方が安く済むことが分かりました

デマンドタクシーは相乗りせずに、目的地に直接1人を運ぶ方が安く済む

 

先日の一般質問の報告です。

 

鹿嶋市が一昨年から導入しているデマンドタクシーの効率性について取り上げました。

 

今回の質問にあたっては、これまでのデマンドタクシーの運行データ16000件をもらい、その中の15000件のデータを分析いたしました。

 

何を分析したのかと言いますと、乗車地→降車地の移動距離です。

 

執行部は、乗車地と降車地の住所データは持っていますが、移動距離については把握していませんでした。

 

そこで、私がそれらのデータの9割以上を地図アプリの機能などを使い、調査いたしました。

 

そして、それら一件一件ごとの移動距離について、標準的なタクシー料金の計算方法をあてはめます。

初乗り料金740円 以後277mごとに90円加算する。

そうすると、その15000件のデータのタクシー料金の平均は約2,237円でした。

 

一方で、現状の鹿嶋市のデマンドタクシーの乗客一人当たりの平均コストは3000円を超えていました!

 

現状のデマンドタクシーの利用には以下の条件があります。

乗車できるのは、月曜~金曜日まで。6台の借上げタクシーが、1時間ごとに運行し、8便まで運行されます。そして乗客を拾いながら、目的地へ降ろしていきます。

 

なので、上記の時間帯の制限を付けて、乗り合いをせずに、直接タクシーが利用者のもとに行き、目的地で降ろす。そして料金は、今まで同様、鹿島地区内、大野地区内での移動であれば500円。地域をまたぐ場合は、1000円を負担して頂く。今までと違うのは、予約の手間が減る可能性が高いことです。

例えば、小山病院に行くとします。

行くときは、診察時間に間に合うよう、予約をしておき、迎えに来てもらいます。

 

病院到着後、診療が何時に終わるか分からないので、デマンドタクシーの予約はしづらいのです。なので、終わり次第、タクシーに迎えに来てもらう。その際、若干待ち時間は増えることになると思いますが、予約時間に乗り遅れる、または診療が早く終わり、1時間以上まつことになる、といったことを防ぐことができるようになります。

 

執行部の答弁としては、佐藤の案だと、便利になり、利用者が増加しすぎてしまい、予算オーバーしてしまうという内容でした。

 

私としては、現在の限られた予算枠の中で、1日当たり何台まで運行させられるのか計算し、その範囲内で運行すれば済むのではないかと考えています。

 

今回の一般質問の中で、僕が、この平均コスト2237円、現状のコストよりも1乗車当たり1000円近く安くなるという話を本会議場でしていると、何度か市長は後ろの席の部長のほうに振り返り、なにごとか確認していました。

 

おそらく、乗り合いよりも、単独に運んだほうが安く済むという僕の話が、信じられなかったのではないかと思います。

 

今回の分析には、数十時間の時間を使いました。

はっきりいって、手間のかかる、面倒くさい作業です。

 

地図アプリだけでなく、エクセルのデータベース機能の活用をしなければ、おそらくデータの分析前の作業だけで100時間以上はかかる作業だと思います。

 

なので、執行部も、知りたくても、実際に調査することができなかったのではないかと思います。(※もし執行部でできるという場合は、今後は、執行部のほうで調査分析して、運営効率について報告して頂ければと思います)

 

今回は、力を入れて、デマンドタクシーの運行分析システムを作り終えたので、今後は、データをもらえれば、さらに精度を上げていくことも出来ると思います。

 

トータルコストが低いのは、執行部案か、佐藤案か、このテーマについては、引き続き取り上げていきます。

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