デマンドタクシーの料金改定後の利用状況(一般質問)

こんにちは、佐藤信成です。

今回は、先日の市議会で取り上げた「デマンド型乗合いタクシー」の料金改定について、市民の皆さんにご報告したいと思います。

ご存じの方も多いと思いますが、今年4月から料金体系が変わり、鹿嶋市内を、北から、A,B,C,Dの4つの区域に分けました。

 区域内は600円、隣の区域は900円、その先は1200円となりました。それまでは、例えば区域をまたぐと一気に倍額になるなど「分かりにくい」「不公平だ」といった声が寄せられていたんです。そこで市は、利用者の負担感をなるべく均等にしつつ、タクシー事業者さんの協力も得て、より細かな料金体系に見直しました。

では実際にどうなったか。数字を追ってみると、全体の利用者数は少し減少しました。

昨年度(4〜7月)は623人が利用し、延べ5,839回乗車していましたが、
今年度は589人・5052回。人数は5%減、回数は13%減という結果です。特に利用回数の多い常連さんの中には、亡くなったり、転出された方もいて、その影響も大きかったようです。

次に、区割り変更による利用行動の変化です。旧鹿島町のC・D区域では、区域内の移動(600円)は増えた一方で、区域をまたぐ移動(900円)は減りました。要するに「ちょっと高くなったから、なるべく同じ区域内で済ませよう」と工夫している姿が数字に出ています。旧大野村エリアでも同じような傾向が見られました。市民の皆さんの生活様式に制限がかかっていることが分かります。

さらに、障がい者割引についても改定がありました。これまで「半額」だったのが「300円引き」になったため、割合としてはやや減少。ただ、利用者数そのものは大きく変わっていません。加えて、今回は新しく「難病患者」の方も割引対象に含めました。これは県内でも先進的な取り組みで、「移動に困難を抱えている方には等しく支援を」という考えから実現したものです。現在、7名の方が登録していて、定期的な通院などに活用されています。
<以下は、増減傾向>
デマンドタクシー前年比較

利用者数が減っているが、市の収入は増えている

最後に気になる収支ですが、今年度(4〜7月)は約401万円の収入で、昨年度(約340万円)より増えました。ただし、市の見込みよりは1割ほど少なくなっています。これは「高い区域を避けて安い区域内の利用が増えた」ことが要因と見られます。やっぱり生活に直結する料金ですから、市民の皆さんは敏感に反応されています。

また、今回の値上げで、昨年の収入よりも約60万増えたにもかかわらず、利用者数が13%減少したのは、行政サービスとしては、問題ではないかと考えており、経過観察しながら、今回の値上げ措置が適正だったのか、引き続き、乗降客数の基本データをエクセルで分析し、適正な価格を低減していきたいと思います。

また、執行部の説明では、20%程度の値上げをもとに料金設定していましたが、皆様の平均利用単価が、20%前後に収まっているのか、具体的な金額の検証も行っていきたいと思います。

このデマンドタクシーは、市民の移動の足を守る大事なサービスです。ただ、一部の常連さんに利用が集中すると、収支のバランスが大きく揺らぐリスクもあります。だからこそ、もっと幅広い方に使っていただけるよう、引き続き市と一緒になって周知に力を入れていきたいと思います。

私も、議会の場で出た数字や答弁を踏まえながら、皆さんの声を市政に届け続けます。これからも気になる点や「こうしてほしい!」という声があれば、ぜひ気軽に教えてくださいね。

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