まちづくりはどう進む?
令和7年度決算を審査した都市経済分科会では、 新カシマサッカースタジアムの整備に関連して、 周辺地域のまちづくりについても質疑を行いました。
スタジアムだけを新しくするのではなく、 卜伝の郷運動公園やスポーツセンター、 さらには鹿島神宮とのつながりを どのように考えていくのか。
また、道路整備や冠水対策、公園管理など、 周辺の都市基盤も重要になります。
今回は、 新スタジアムをきっかけに鹿嶋のまちをどう変えていくのか という視点から、委員会での質疑を紹介します。
検討エリアは約28.5ha
市の答弁
現在のカシマサッカースタジアム、 卜伝の郷運動公園、 スポーツセンターのエリアを一体として、 約28.5ha を検討対象としています。
新スタジアムの建物だけではなく、 周辺のスポーツ施設や公園を含めた 広いエリアで検討が進められていることが分かります。
鹿島神宮とのつながりはどうする?
市の答弁
調査対象となるエリアは、 現在示している約28.5haで決定しています。
一方で、 鹿島神宮など市内の重要なエリアとの つながりについては検討していきます。
試合の日に多くの人が鹿嶋を訪れた際、 鹿島神宮や商店、飲食店、 市内の観光地などへ人が移動する仕組みを どう作るかも重要な視点になります。
卜伝の郷運動公園の土地はどうなる?
新スタジアム整備では、 卜伝の郷運動公園の土地の扱いも 今後の大きな論点です。
市の答弁
土地の扱いについては、現在検討段階です。
茨城県との協議も終わっていないため、 現時点では具体的な方針を示せない状況です。
スタジアム整備だけでなく、 既存のスポーツ施設をどうするのか、 土地をどのように扱うのかについても、 今後具体化していくことになります。
幹線道路整備はどこまで進んでいる?
スタジアム周辺だけでなく、 市内の幹線道路整備についても確認しました。
市の答弁
武井地内で、 大野中学校の北西に位置する箇所です。
また、工事は実施していませんが、 荒野地内の市道0157号線も 事業箇所となっています。
道路予算は毎年同じではない
市の答弁
用地買収の進捗や 現地の交通安全の状況を見ながら、 予算額を増減しています。
そのため、 毎年度同じ程度の予算額で 継続している事業ではありません。
鹿島神宮駅周辺の冠水対策は
鹿嶋市では、 大雨の際に水がたまりやすい場所もあります。
市の答弁
国土強靱化事業については、 採択条件に合わないため、 この制度を使った施工は難しい状況です。
雨水排水整備事業での対応は可能と考えています。
ただし現在、 アンダーパスに類似する箇所での冠水について、 苦情や要望は出ていません。
道路をデジタルで監視する「ロードマネージャー」
道路の維持管理では、 「ロードマネージャー」というシステムも導入されています。
市の答弁
令和6年度から運用しています。
検知件数そのものは数値化していませんが、 現在、市内道路の 約6割を網羅 しています。
システムで検知された箇所については、 毎日確認しています。
さらに市は、 ロードマネージャーの効果だけとは 言い切れないとしながらも、 数年前と比べて道路に関する要望が 約400件減少している と説明しました。
市民から道路の異常について連絡を受けて 対応する方法に加えて、 デジタル技術によって異常を早期に把握できれば、 事故防止や職員の負担軽減につながる可能性があります。
公園は「管理するだけ」でよいのか
大規模都市公園の管理についても質疑がありました。
市の答弁
施設管理課が独自にイベントを開催することは難しいものの、 指定管理者などが夏季キャンプやフリーマーケット等を 開催する場合には相談に乗っています。
こうした指定管理者による独自事業についても、 事業成果として分かるように 実績を示した方がよいのではないか、 という意見が出されました。
新カシマサッカースタジアムの整備は、 単に新しいスタジアムを造るだけの話ではありません。
卜伝の郷運動公園をどうするのか。
スポーツセンターとどうつなぐのか。
鹿島神宮や商店街へ人をどう流すのか。
道路や排水をどう整備するのか。
こうした周辺のまちづくりと 一体で考える必要があります。
今回示された検討エリアは 約28.5ha です。
ただし、 地域経済への効果をより広げていくためには、 その28.5haの中だけではなく、 鹿島神宮や市内各地とのつながりまで 考えていくことも重要な視点だと思います。
また、道路管理ではロードマネージャーなど、 新しい技術の活用も始まっています。
新スタジアム整備をきっかけとして、 スポーツ、観光、道路、公園を どのように一体的なまちづくりにつなげていくのか。
今後の具体化を引き続き確認していきたいと思います。
※令和7年度決算審査・都市経済分科会での質疑及び答弁をもとに、 読みやすいよう要約・整理しています。

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