令和7年度決算の文教厚生分科会の資料には、 学校施設や放課後児童クラブについても 質疑や意見が記載されています。
学校にプールが残っているのは何校なのか。 猛暑の中でも水泳授業はできるのか。 体育館へのエアコン整備はどうするのか。
さらに、小学校の統廃合が進んだ場合、 放課後児童クラブはどうなるのか。 夏休みなどの昼食提供は どこまで進んでいるのか。
今回は、資料に記載された内容をもとに整理します。
学校プールが残っているのは4校
市の答弁
学校プールが残っているのは、 次の4校です。
学校ごとにプールを保有する形から、 市の施設や民間施設を活用する形へ、 すでに変化していることが分かります。
猛暑を避け、水泳授業を6月へ
市の答弁
屋外プールを使用している3つの小学校では、 例年7月に行っていた水泳授業を、 熱中症予防のため 約1か月早め、6月初め頃から実施 しています。
それ以外の学校では、 いきいきゆめプールや 高松地区の民間施設を利用し、 天候に左右されにくい環境で 水泳授業を行っています。
重要なのは、 各学校にプールがあるかどうかではなく、 子どもたちが安全に水泳を学べる環境を 確保できるかということです。
学校プールを維持する費用と、 公共・民間施設を利用する費用を比較しながら、 今後の形を考える必要があります。
体育館へのエアコンは「将来的に必要」
猛暑対策では、 学校体育館の空調についても質疑が行われています。
市の答弁
学校教育については、 現在は振替授業などで対応しています。
ただし、 体育館への空調整備については 将来的には必要 と考えています。
今後の人口減少や、 小中一貫教育に伴う学校統合も踏まえながら 検討していくとのことです。
必要性そのものを否定しているわけではなく、 今後の学校再編と合わせて、 整備する施設を考えていくという説明です。
学校統合と空調整備を一緒に考える
学校体育館への空調整備について、 市も必要性を認識していると受け止めたうえで、 国の整備目標も前倒しされていることから、 子どもたちの教育環境として 十分なものになるよう進めてほしいという意見が出されています。
体育館は授業や部活動だけでなく、 災害時には避難所として使われることもあります。
一方で、 今後統合される可能性のある学校すべてに 大規模な設備投資を行うのかという問題もあります。
どの施設を将来まで残すのかと合わせて 考える必要があります。
児童クラブも学校統廃合に合わせて再編
学校の統廃合は、 放課後児童クラブにも関係します。
市の答弁
児童クラブについても、 小学校の統廃合に合わせ、 統合先の学校で受け入れる方向です。
そのために、 定員や人員配置などの受け入れ体制を整えていく としています。
学校だけ統合して、 放課後の居場所が不足することがないよう、 児童クラブの定員や職員体制も 同時に考える必要があります。
夏休みの昼食提供、4回の実証実験
共働き世帯などにとって、 夏休みなど長期休業中の昼食準備は 毎日の負担になります。
鹿嶋市では、 児童クラブでの昼食提供について 実証実験が行われています。
市の答弁
令和7年夏休みから、 三笠小児童クラブの 4~6年生を対象に実証実験を始めました。
その後、 アンケート結果などを踏まえて、 対象学年、提供日数、メニューなどを改善しながら、 これまで4回実施しています。
令和8年夏は全学年・27日間へ拡大
市の答弁
直近の令和8年夏休みには、 対象を全学年に広げ、 全開所日の27日間 で昼食を提供できるようになりました。
利用率は 23% でした。
今後は、 昼食納入業者と児童クラブの受託事業者が協議しながら、 継続するか、 他校にも広げるかを検討するとしています。
利用率23%をどう見るか
23%という数字だけを見ると、 利用者が少ないようにも見えます。
しかし、 家庭から弁当を持参する家庭もあれば、 昼食提供を必要とする家庭もあります。
実証実験では、 利用率だけではなく、 次のような点も含めて検証する必要があります。
学校施設は「今」と「将来」の両方を見る
今回の資料から見えてくるのは、 学校施設について、 今必要な環境改善と、 将来の学校再編を 同時に考えなければならないということです。
例えば体育館の空調は、 教育環境として必要性が高まっています。
一方で、 人口減少や小中一貫教育によって、 今後学校そのものが統合される可能性があります。
プールについても同じで、 学校ごとに施設を維持する方法だけでなく、 公共施設や民間施設を共同利用する方法が すでに取り入れられています。
文教厚生分科会の資料では、 学校プール、体育館の空調、 児童クラブについて 具体的な質疑が行われています。
学校プールが残っているのは4校。 屋外プールを使う小学校では、 猛暑を避けるため、 水泳授業を6月頃へ前倒ししています。
体育館の空調については、 市も「将来的には必要」 との考えを示しています。
また、 学校統廃合に合わせて、 児童クラブについても 統合先での受け入れ体制を整える方針です。
長期休業中の昼食提供については、 令和8年夏休みに 全学年を対象として27日間実施し、 利用率は23%でした。
子どもたちの安全や、 保護者の負担軽減は重要です。
一方で、 今後の人口減少や学校統合を考えれば、 今ある施設をすべて同じ形で維持することを前提にせず、 将来まで必要な機能をどう残すか という視点も必要だと思います。
※令和7年度決算審査・文教厚生分科会委員長報告別紙に記載された質疑・答弁・意見をもとに、読みやすいよう要約・整理しています。

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