令和7年度決算の文教厚生分科会の資料には、 部活動の地域クラブ化や、 新カシマサッカースタジアム建設に伴う スポーツ施設の今後についても質疑が記載されています。
また、学校施設については、 修繕や清掃業務の契約、 LED化なども取り上げられています。
今回は、 子どもたちや市民が使うスポーツ・教育施設を、 これからどう維持していくのか という視点から整理します。
地域クラブの登録者は207人
市の答弁
令和7年度の地域クラブは、 登録者数207人、 延べ957人の生徒が活動しています。
現在は9種目の部活動を 地域クラブとして展開しています。
令和8年度から市も3分の1を負担
地域クラブ化で、 大きく変わるのが財政負担です。
市の答弁
令和5年度から令和7年度までは、 国・県が10割を市への委託料として 負担していました。
令和8年度からは、 国・県・市がそれぞれ3分の1ずつ負担 する仕組みに変わっています。
市は、 子どもたちの多様な活動機会を確保するため、 今後も地域クラブを継続して支援する考えを示しています。
地域クラブは、 学校部活動を学校だけで支える仕組みから、 地域全体で支える仕組みへの転換です。
一方で、 国や県の負担だけでなく、 今後は市の財政負担も発生します。
継続するためには、 費用だけでなく、 指導者の確保や活動場所なども含めて 考えていく必要があります。
新スタジアムでサッカー大会はどうなる?
卜伝の郷運動公園では、 サッカーフェスティバルなどが行われています。
一方、 同公園内では 新カシマサッカースタジアムの建設が予定されています。
市の答弁
サッカー大会だけでなく、 市民のスポーツ活動に 支障が生じないよう進めるとしています。
鹿嶋市スポーツ施設のあり方について 市民アンケートを行い、 その結果や施設の利用状況を踏まえて、 「スポーツ施設整備方針」 を取りまとめる予定です。
さらに令和9年度には、 その方針をもとに 「スポーツ施設再整備計画」 を策定し、 施設の場所など具体的な検討を進めるとしています。
2030年の工事着手から逆算
市の答弁
新カシマサッカースタジアムは、 2030年に工事着手予定 とされています。
そこから逆算すると、 令和8年度に具体化を進めなければ 間に合わないとの説明です。
場所の選定などは 教育委員会だけで決めるものではなく、 関係部署と連携して進めるとしています。
教育委員会としては、 市民のスポーツ活動に 支障が生じないよう調整していくとのことです。
新スタジアムは大きな事業ですが、 そのために現在利用している 市民や子どもたちの活動場所が 失われないようにすることも重要です。
新しい施設を造ることと、 今あるスポーツ環境をどう確保するか を同時に考える必要があります。
学校修繕の随意契約、その基準は?
学校施設の修繕や維持管理に関する 契約方法についても質疑が記載されています。
市の答弁
財務規則では、 工事請負費は200万円以下、 修繕費は100万円以下であれば 随意契約ができるとされており、 その基準に基づいて契約しています。
エアコン清掃は2年に1度
市の答弁
2年に1度、 フィルター清掃を委託しており、 教育委員会がまとめて契約しています。
小学校、中学校とも契約額が100万円以下だったため、 随意契約となっています。
契約先については、 行方市の事業者である藤総業との答弁でした。
市内にも対応可能な事業者はあるものの、 比較した結果、 市外事業者が契約者になったと説明されています。
学校やスポーツセンターをLED化へ
教育施設のLED化についても 質疑が行われています。
市の答弁
具体的な全体計画はありませんが、 小中学校とスポーツセンターについては 設計を行い、 補助金を申請中です。
その他の施設についても、 順次進める予定としています。
学校施設の補助率は3分の1
LED化などの財源については、 国の制度も活用していく考えです。
市の答弁
学校施設環境改善交付金の補助率は 3分の1です。
脱炭素推進事業債についても、 学校関係の補助金と組み合わせながら、 有利な制度を活用したいとしています。
蛍光灯は2027年末に製造終了
市の答弁
製造中止にはなりますが、 当面は在庫もあることを踏まえて、 計画的に整備を進めていくとしています。
在庫はあるとしても、 物価高騰によって整備費がさらに増える可能性もあることから、 できるだけ早くLED化を進めてほしいという意見が 記載されています。
文教厚生分科会の資料を見ると、 教育・スポーツを取り巻く環境が 大きく変わろうとしていることが分かります。
地域クラブでは、 令和7年度に207人が登録し、 9種目で活動しています。
一方、 令和8年度からは 市も運営費の3分の1を負担する仕組みとなりました。
新カシマサッカースタジアムについても、 2030年の工事着手を見据え、 卜伝の郷運動公園に代わる スポーツ環境の具体化が必要になっています。
さらに、 学校やスポーツセンターでは LED化も進めなければなりません。
新しい施設を造ることと、 今使っている市民や子どもたちの環境を守ること。
どちらか一方ではなく、 両方を考えながら進めていく必要があると思います。
これで、 令和7年度決算審査・文教厚生分科会の 主な質疑についての紹介は一区切りとなります。
※令和7年度決算審査・文教厚生分科会委員長報告別紙に記載された質疑・答弁・意見をもとに、読みやすいよう要約・整理しています。

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